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文理科だより

第3回文理科集会&最後の授業

◎はじめに

雪がしんしんと降り続き、本格的な冬が到来しました。早いもので3年生は卒業を間近に控え、学年末考査を経て自宅学習に入ります。朝自習に7校時、膨大な課題に課外...。すべてをやり切った3年間でしたね。どんな時も自分が決めた道だからとあきらめずに取り組んだ成果が、実を結んだのだと思います。そして、そのたゆまぬ努力から多くのことを学び、人としても大きく成長することができました。

 

さて今回は、1月24日(火)の6校時目に行われた第3回文理科集会の様子について紹介します。第3回文理科集会では、3年生から1・2年生へ、進路実現に向けた勉強法や心構えについて伝授しました。1・2年生からは、3年生の魂がこもったメッセージに、身が引き締まる思いがしたという感想が数多く寄せられました。

 

◎第3回文理科集会

【3年生からのアドバイス】

・国公立短大産業情報学科合格:評定平均値が足りなくては希望の大学に出願できません。「0.1」の重みを感じるべきです。

・四年制大学工学部建築学科合格:小論文で「建築」がテーマといっても、「福祉」や「AI」、「環境」など、様々な切り口があります。毎日、担当のK先生に添削してもらいました。大変な事もありましたが、「合格したい」という強い気持ちを持ち、頑張り続けました。

・四年制大学健康医療科学部理学療法学科合格:世界トップレベルの機器や技術を用いた講義・臨床実習に興味がありました。三次元動作解析装置を用いて、体のバランスや運動能力などを客観視することができます。「大学で何を学びたいのか」、「どこが魅力なのか」、など、自分の考えを明確に持つことが大切です。

・看護専門学校一般合格:学科試験や面接、出願書類の準備など、心が折れそうになったこともあったけれど、気持ちを奮い立たせて最後まで頑張りました。

・看護専門学校合格:定期考査は、常に満点目指して、完璧にして臨みました。やらなくていいものなんて、ひとつもないです。

・医療系専門学校合格:字が汚くて苦労しました。ペン字の練習もしました。出願書類は丁寧に心を込めて書いたので、渾身の力作となりました。

 

1・2年生の書いた感想用紙には、話をしてくれた3年生の先輩から直接コメントを付けてもらいました。受験を乗り越えたからこそかけられる言葉が、たくさん書かれています。

【3年生からのメッセージ】

・悩むこともあるよね。辛い時期かもしれないけど、未来が明るくなるように、精一杯頑張って!!

・早めに自分から行動を起こして頑張って。勉強も最後まで手を抜かずに!

 

◎最後の授業

そして同日7校時、最後の授業が行われました。50分間、一分一秒も無駄にすることなく、一生懸命に授業に取り組む姿は、これまでの文理科の卒業生たちと同じ表情に見えました。3年間で、本当に立派に成長した姿を見ることができた瞬間でした。

 

◎おわりに

1・2年生のほとんどは、3年生が授業や定期考査にどれだけこだわって取り組んでいたかを、今回初めて知ったようです。進路活動は特別なことではなく、日々の積み重ねが、結果として進路実現につながっているだけなのです。普段どれだけ本気で頑張り続けているかが重要です。進みたい道は、自分自身でしか切り拓けません。今回三年生から学んだことを踏まえて、目の前の学年末考査に全力で取り組めるはずです。

3年生は、これからそれぞれの道に進みます。どんな場所にいても、文理科で学んだ3年間を忘れることなく、常に全力で向き合い続けてほしいと思います。