2020年10月の記事一覧
小麦粉のグルテン形成の比較実験
「小麦粉のグルテン形成の比較実験」(1年生:10月)を行いました。
実習前半は、いつもの通りプリントで小麦粉の種類や特徴、麺類の規格について座学(知識として学習)。
実習後半は、いよいよ実践です(体験として学習)。
※うどんは主に中力粉が使用されます。
今回は比較のため、薄力粉・強力粉でこねる時間でどう変わるかを実験しました。
(1班:薄力粉を10分こねる。2班:強力粉を10分こねる。3班:強力粉を20分こねる)
【内 容】
①材料を計量し、小麦粉に塩水を注ぎ混ぜる。生地がまとめよくこねる。
②こね時間通りこね、袋に入れて室温で30~60分ねかせる。
③のし台に打ち粉をし、ねかした生地をめん棒でのばす。
④③を包丁で切る。
⑤④をよくほぐし、15分程度ゆでる。
⑥ゆで上がったら、流水で よく洗い、ざるにあけて 水を切って完成。
【生徒の声】
・初めてうどんをつくったけど、思ったより簡単で家でもつくってみたい。
・見た目は1班が黄色っぽく、2班と3班は白っぽかった。
・1班のうどんはコシがあって丁度よかった。3班のうどんは固すぎてあごが疲れた。
(小麦粉は、こねるほどグルテンが形成され固い食感になります。)
今後も、教科書の内容を実習に取り組んでいきます。
香辛料の理解とトマトの加工
「香辛料の理解とトマトの加工」(2年生:9月)を行いました。
実習前半は、いつもの通りプリントで香辛料の種類や特徴、トマト加工品の規格について座学(知識として学習)。
実習後半は、いよいよ実践です(体験として学習)。
※今回のトマトは、生産流通科で栽培した加工用トマトを使用しました。
※香辛料は、コショウ・セージ・チリペッパー・ナツメグ・クローブ・シナモン・オールスパイス等を使用。
【内 容】
①完熟トマトを洗浄する。
②トマトの皮に十字に切目を入れ、ヘタ等を除去する。
お湯に浸したあと、冷水につけ皮をむく。
③トマトをミキサーにかける。
④ザルにあけ、裏ごしする。
⑤④を、強火でたえずかき混ぜながら加熱する。
⑥⑤に香味野菜(ニンニク・タマネギ)と、砂糖・塩を加え、さらに煮詰める。
⑦⑥に香辛料と酢を加え、ひと煮立ちさせ火を止める(酢の水分がとぶ程度)。
⑧熱いうちに殺菌したびんに充てんし、密閉する。
⑨殺菌処理をして、冷えたら完成。
→計3回の実習で、約13kgのトマトを約1kgのトマトケチャップに加工しました。
市販のものより、香辛料が利いていてソーセージ等肉料理に合いそう。
香辛料についても、ホール(粉等にしていない原形)のものを見たり、
香りや味を比べ、楽しくコメントし合いました。
【生徒の声】
・煮詰める時に、はじいてすごい熱かった。多くの香辛料が入っていて驚いた。
・トマトピューレやトマトペースト等、トマト加工品の規格があることが分かった。
・いろいろな香辛料をバランスよく合わせたことで、おいしいケチャップになった。
今後も、教科書の内容を実習に取り組んでいきます。