食品科学科

 

 食品科学科では、食品の製造や貯蔵方法、衛生面などについて学習しています。授業は座学(知識として学ぶ)と実習(体験として学ぶ)があります。実習は、農畜産加工班・製菓製パン班・実験乳加工班の3班があり、1~2年生は3班をローテーション、3年生は専攻する1班を選び実習します。

 ここでは、日々の活動の様子を中心にお伝えしていきます。

サンピスの製造パン生地の分割卵の熱凝固の実験

 

 

 

 

 

 

イチゴジャムの製造クリームパンの製造フライ乾燥の実験

食品科学科だより

ミカンの薄皮のとり方

2021年2月1日 09時37分

「ミカンの薄皮のとり方」(2年生:1月)を行いました。

前半は、いつもの通りプリントで柑橘類や重曹による加水分解について座学(知識として学習)。

後半は、いよいよ実践です(体験として学習)。

【内 容】

①ミカンを一房ごとに分け、ザルに入れる。沸騰したお湯に重曹を入れる。

②ミカンをザルごと鍋に入れ、弱火で4分間ほど煮る。 

③少し白い繊維が残るくらいで水を入れたボウルに移し、流水で洗って繊維を落とす。 

④砂糖と水を鍋に入れ、中火で砂糖が溶けたらレモン果汁を入れる。

⑤ミカンと④を密閉容器に入れ、冷蔵庫で一晩冷やして完成!

 ①すじも丁寧にとる。②ごく弱火でゆっくり煮る。②湯がミカン色になってきたら取り出す。

 

 

 

 

 

 ③薄皮が溶けて簡単にとれる。③うまく薄皮が取れました。⑤ミカンのシロップ漬けの完成

 

 

 

 

 

【生徒の声】

  ・薄皮を剥くのではなく、重曹で分解していてびっくりした。つるんと簡単にとれた。

  ・お湯から取り出すタイミングが遅いと、粒々もバラバラになってしまう。

  ・市販のミカンの缶詰みたいで、とても美味しかった。

〇ミカンの季節なので実習に取り入れました。他の柑橘類でもできるかな?