\哲学対話を実践!/~環境問題について考える~
2025年8月19日 10時55分先日、本校の農業科(食品科学科1年生)にて哲学対話を取り入れた授業が行われました。
科目「農業と環境」では、これまで授業のなかで、農業は担い手不足や耕作放棄地の問題から環境保全の役割を担っているが、他方で世界に目を向けると、ブラジルやインドネシアの熱帯雨林で行われているプランテーション農業の開発によって急速に森林伐採が進んでおり、私たち人間活動による気候変動や温暖化(環境破壊)が懸念されていることを、学びました。
そこで、本授業では、2時間の授業のなかで「コミュニティボール作り」「哲学対話:問⓵ 自然は誰のもの?/問② 農業は環境保護?環境破壊?」の2問で哲学対話を行いました。
▲哲学対話のルール説明
▲コミュニティボールを作っている様子
▲哲学対話の様子
哲学対話に参加した生徒は、問②「農業は環境保護か?環境破壊か?」の問いにおいて、YesかNoのみによる回答が予想されましたが、「どちらでもない」という意見も出て、「地球はこれまでの歴史の中で、温かくなったり、寒くなったりを繰り返している。今温暖化になりつつあるのは、私たちが原因ではなく、地球の周期によるものなのではないか」という意見も出ました。
他にも、「これ、公共の授業でもやったね!」と発言する生徒もいて、”学びは繋がっている”ということを体感することができました!