校長メッセージ

 

入学式

「校長式辞」


平成31年4月9日(火)

第1体育館(於)

校 長 郷  清 隆 

  

 

 うららかな春の光を浴びて、本校同窓会館前にも、旧棚倉高等学校グランド脇の並木にも、桜の花が開きはじめ、日一日と春の躍動を感じる今日の佳き日に、多数のご来賓のご臨席を賜り、平成三十一年度入学式を挙行できますことは、誠に喜ばしく、厚くお礼を申し上げます。

 只今、入学を許可しました百二十五名の新入生の皆さん入学おめでとう。また、保護者の皆様のお喜びもひとしおのこととご拝察いたします。誠におめでとうございます。在校生・教職員を代表致しまして心よりお祝い申し上げます。 

 新入生の皆さんは、これからはじまる三年間の高校生活に、期待と緊張で胸が一杯ではないでしょうか。申し上げるまでもなく、高等学校は、将来、社会に貢献する人材として、知識、技術の習得はもちろん豊かな人間性を育む鍛錬の場でもあります。この高校生活をより良いものとするため、また、高校生としての自覚を求め、新入生の皆さんに四つのお願いをしたいと思います。

 一つ目は、『修明高校を母校として誇りにしてほしい』ということです。本校は、旧棚倉高校と旧東白川農商高校が統合して誕生し、昨年十周年を迎えた学校です。旧棚倉高校も旧東白川農商高校も、長い歴史と伝統を積み重ね、地域のあらゆる分野で活躍されているたくさんの同窓生の皆さんがおられます。永年に渡り培ってきた両校の実績の上に、現在の修明高校があると言うことです。それを踏まえ修明高校生として先輩諸氏に負けぬよう、勉学や部活動等に全力で取り組んでください。そして、自らが誇れる学校として新しい伝統を築いて下さい。

 二つ目は『高校生としての自覚をもつ』ということです。中学校を卒業し、高校生になったなら、全てが自由であると勘違いする人がいます。確かに、高校生になると行動範囲が広がり、制約も中学生よりは少なく、自ら判断を求められる場面が多くなります。しかし、その反面、自ら責任をとらなければならない場面が多くなります。本校の校訓は、「自律」「勤労」「敬愛」の三つです。「権利」を主張する前に、自らの「義務」を果たし、責任のとれる自律ある行動をとってほしいと思います。そのためには、社会のルールやマナーを守り、自らが社会の一員であるという自覚をもってしっかり行動してください。

 三つ目は『個性を磨く』ということです。ダイヤモンドはとても美しい宝石です。しかしはじめから美しいわけではありません。元々は鉱石といって、山の中にある硬い硬い石で、磨かなければ美しく光りません。

 ダイヤモンドは、ダイヤモンドでしか磨けません。ダイヤモンドを粉にして、その粉と石をこすり合わせて削っていくことで磨かれたダイヤモンドの面は美しい光を反射するようになります。

 でも、一つの面だけを削っても美しく見えません。いろいろな角度に面を磨くからこそ、光が反射して美しく輝いて見えるのです。

 人も同じです。どんな人にも素晴らしい個性があります。しかし、その個性も磨かなければ光りません。人もダイヤモンドと同じです。人は人でしか磨けません。自分から進んで多くの人と関わり、その関わりの中で多くのことを学んでこそ光り輝くのです。

 これから出会うたくさんの友達、たくさんの先生、たくさんの地域の方‥‥自分のまわりの人たちと関わり、助け合ったり、教えたり教わったり、時にはぶつかる中で、たくさんの面が磨かれ、素晴らしい個性として輝いていきます。

 四つ目に『自分自身を信じて生活する』ということです。「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」という言葉があります。つまり、気持ちを変えることで皆さんの人生を、生き方を、どのようにでも変えることができるということです。自分の可能性を信じて、現在の自分の力よりも高いハードルを意図的に設定し、それをいつか達成してやるぞと全力を傾ける。それが、成功や達成感につながり、さらに能力は伸びていきます。今できないことがあったとしても、それは今できないだけであって、いつか必ずできるようになると考えることが大切なのです。

 『修明高校を母校として誇りにしてほしい』『高校生としての自覚を持つ』『個性を磨く』『自分を信じて生活する』この四つを心に刻み充実した高校生活を送ってください。 

 保護者の皆様に申し上げます。本日から大切なお子様をお預かりし、「修明高校を選んでよかった、入ってよかった」と思えるよう、学校としてできる限りの教育を行い、お子様の健全な成長を支援してまいります。

 入学に当たり、学校として保護者の皆様にお願いがございます。

 それは、生徒の実態と社会の状況を踏まえた本校独自の教育方針をご理解いただき、学校との連携をお願いしたいということです。高校生は、経験も判断力もまだまだ未熟です。また、高校生を取り巻く環境は決して安心できるものではありません。そういう環境下で、社会に貢献できる人材として成長させるためにも、ご家庭での指導も是非とも必要です。

 このことをご理解いただいた上で、家庭と学校が車の両輪となり、お子様の成長を支援していきたいと考えております。何卒よろしくお願い申し上げます。 

 最後になりましたが、本日、ご多用の中、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様に改めて感謝申し上げますとともに、本日入学した生徒たちの成長のために、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げ、式辞といたします。